止め刺し後のイノシシの埋却(埋設)処理~掘り返しを防ぐには

鳥獣被害と対策

捕獲害獣の止め刺し後の処理

イノシシ等の止め刺し後、その動物の遺骸を現場に放置することは法律で禁じられています。
現場から持ち帰る(現場で解体した場合も全部持ち帰る必要があります)、あるいは土に埋める、などの処理をします。

※以前、夕暮れ時に何か大きなものを咥えて歩く野犬を見たことがあって、何を咥えているのかよく見ると、なんとイノシシの生首でした!猟師が山でイノシシを解体して頭部など放置したのでしょう。もう数10年前の話で、今どき、こういう不届き者はいないと思いますが。

イノシシ止め刺し イノシシ止め刺し イノシシ止め刺し

埋却処理の問題点

イノシシの死骸を土の中に埋めることを、なんというのか。他のサイトを見ると「埋設」、「埋設処理」という言葉が使われていますが、ちょっと違うような…..。イノシシの「土葬」「埋葬」というのも違うし、もっと適切な言葉があるんじゃないかと探したら「埋却」という言葉がありました。ピッタリですね。ということで、本ブログでは埋却という言葉を使います。

埋却で問題になるのは、野生動物の掘り返しです。
臭いでわかるのでしょう、掘り起こしの動物はイノシシやタヌキ、ハクビシン、キツネ等のようです。
以前タヌキを埋めてから、掘り返しがないかと数日おきに見に行った時には異常はなく、
1ヶ月を経過しても掘り返しがないので、
(もう大丈夫だ)
と思っていたんですが、
4ヶ月後くらいに久しぶりに確認に行くと見事に掘り返され白骨化(完全白骨ではない)したタヌキが近くに放り出されていましたw
掘り返しの規模から見てイノシシの仕業に間違いないでしょう。

別の場所でハクビシンを埋めた時は、翌日!に掘り返されていました。イノシシの密度の高い場所だったので、臭いで容易に発見されるのでしょう。石を被せていたんですが、案の定イノシシに対してはまったく効果はありませんでした。ハクビシンの遺骸はありませんでした。

掘り返しを防ごうと埋め穴を深く掘るにしても、手掘りでは大変な労力です。
イノシシ相手では地表下30~50㎝以上の深さが必要じゃないだろうか。

掘り返しを防ぐアイデア

掘り返しを防ぐために鉄筋柵(ワイヤーメッシュ)を被せてみました。
鉄筋柵というのは、イノシシの侵入防止の目的で園地の周囲に設置する柵です。
使ったのは1メートル×2メートルで、マス目15㎝間隔の鉄筋柵です。
これを、埋め戻した土の上に被せます。


※イノシシの顔を加工(モザイク)しています。
土を被せています。



まわりはこんな感じ。穴を掘った場所は斜面になっています。地主さんから承諾を得て埋めました。

土を埋め戻して、その上に鉄筋柵を被せます。
※斜面の上側、見下ろす位置からの撮影です。

一番浅いところは地表からせいぜい10㎝くらいしかありません。
そのままだと容易に鉄筋柵を移動させられるのでU金具で4箇所固定しました。


10ミリの鉄筋を曲げて作ったU金具。

ハンマーでU金具を打ち込む。


その効果は

掘り返し防止に成功しました!イノシシの密度の高い場所ですが、掘り返しはありませんでした。ただ、1週間~2週間、異常はなかったのですが、3週間後に現場に行くと、被せた鉄筋柵の中央部分、メッシュの間からほじくられてイノシシの一部が露出していました。何の仕業か、ちょっと不明です。腐敗が進んで食べられる状態ではないと思います。



露出した部分に土を被せましたが、10日後くらいにまたほじくり返しがあったのでまた土を被せて、その後はほじくり返しはなくなりました。

改良点

鉄筋柵の四隅をU金具で固定しましたが、イノシシのパワーからすれば鉄筋柵を(鼻で)もち揚げられることも十分考えられます。
でも、鉄筋柵には何の異常もなく持ち上げようとした形跡もありません。人間なら、鉄筋柵の端っこから持ち上げて起こすことを考えますが、イノシシにはそこまで知恵はないようです。
というか、ほじくり返したのはハクビシンやタヌキでイノシシは来ていないのかもしれません。
イノシシからすれば仲間なので食べる気がないのかも。

鉄筋柵のマス目の隙間から掘られたので、埋め戻しの浅い部分には30㎝四方のコンパネやトタンの切れ端を敷いてその上に鉄筋柵を被せれば対策になると思います。
半年ほどしたら鉄筋柵を外して再利用する予定です。

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